演習となっていますが、中身はゼミ形式での修論と博論の指導です。一橋で都市経済を専攻している経済学研究科の藤嶋翔太、中川万理子両先生、経営管理研究科の中島賢太郎先生、ソーシャル・データサイエンス研究科の清水千弘先生と合同でゼミを開講する予定です。
履修希望者は、必ず事前に、なるべく早い時期に山岸までメールで研究計画についての相談を申し込んでください。以前に山岸に指導に関心があると言及していた方も、改めて連絡をするようお願いします。相談なしの履修希望は履修を認めません。また、ご相談を頂いても、研究計画や大学院コア科目の成績に基づき履修をお断りすることがあるので予めご了承ください(受講者1人1人の論文指導をきちんと行うため、原則、各学年1名までの履修を想定しており、例外の場合でも各学年2名までとする予定です。ですので、仮に履修をお断りしたからと言って研究計画や成績が必ずしも悪いと判断しているわけではありません)。
指導可能な分野は主に都市・空間経済学です。都市・空間経済学以外でも、労働経済学、公共経済学、日本経済に関連する研究計画であれば指導可能な場合もあるのでご相談ください。
※ 研究生の受け入れは行っていません。一橋大学の大学院修士課程、博士課程に在籍中の学生のみ指導を行います。
詳細は開講が近づいたらアナウンスします。去年の同名授業の情報も参考にしてください。
<言語について/Medium of instruction>
講義は日本語で行いますが、授業スライドは英語のものを用います。受講生の授業中の発言や課題提出等は、日本語でも英語でも構いません。
Classes are taught in Japanese, but lecture slides are in English. Please feel free to use English for questions, homework, and so on.
<日程と教室>
9/17から11/1までの火曜・金曜AM8:45-10:30@東1号館1401。
授業はすべて終了しました。参加者の皆様、お疲れさまでした。授業内容や関連事項等に関して質問や相談がある方は別途メールにてご連絡ください。
<講義概要>
都市、空間経済学の分野における実証研究と、その理論的基礎付けについて学習する。受講生が将来的に都市、空間経済学分野で独自の実証・理論研究を行うために必要な基礎知識を修得することを目標とする。各トピックに対して、理論的背景を解説した後に実証研究を紹介していく。理論に関しては実証研究をするうえで特に重要なものに絞って、極力平易に解説する。実証研究に関しては近年のものを中心に様々なものを紹介し、受講生の見聞を広げることを意図している。どのような実証的な問いが立てられているか、理論的仮説は何か、データはどのようなものを用いているか、実証上の識別戦略は何か、といったことを実践例を通じて学ぶ。特に受講生の多くが修士、博士論文で日本のデータを用いた研究を将来的にすること、担当教員が日本のデータを用いた実証研究を専門とすることも踏まえ、日本のデータを用いた実証研究は重点的に紹介する。
<講義内容、スライド、参考文献リスト(2024年10月27日時点)>
Canonical spatial models and the hedonic approach (1回)
Rosen-Roback models (1.5回)
Discrete choice models (1.5回)
Inter-city quantaitive spatial models (2回)
Intra-city quantaitive spatial models (1.5回)
Empirics of agglomeration effects (1.5回)
Sorting in space (1.5回)
Housing supply (1.5回)
参考文献リスト (授業で一回以上言及される予定の論文のリストです。関心のある論文を自分でも読んでみてください。いくつかの論文は、読むことを授業課題とします。)
<課題について>
指定された論文を読んで、その内容のまとめと考察を何回か提出してもらいます。また、受講者自身の研究アイデアについてのレポートの提出を授業の最後に求めます(授業内容に関連している研究アイデアはもちろん大歓迎ですが、必ずしも都市・空間経済の研究アイデアである必要はありません)。課題は全てパソコンでタイプしたもの(LaTeX, wordなど)を、メールで提出してください。単位取得のためには課題提出は必須です。聴講だけしている学生の課題提出は任意とします。詳細は、授業内で別途指示します。課題内容 研究アイデアの出し方メモ(参考用)